故人と最後の別れ。ゆっくりとした時間を過ごしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
自宅でのお通夜は、家族そろって一晩過ごす方もいらっしゃいます。
では、斎場でのお通夜は、斎場に泊まって故人と一緒に過ごせるのでしょうか。
ここでは、斎場での宿泊と用意しておきたい持ち物をご紹介します。
斎場で泊まりはできる?
斎場での泊まりができる場合もあります。
しかし、なかには防犯上などの理由で泊まることができない斎場もあります。
宿泊希望の場合は、事前に斎場へ宿泊可能かを確認しておきましょう。
通夜において故人と一緒に一晩いることは、夜伽(よとぎ)と呼ばれており、昔から行なわれてきました。
今は、夜伽をされる場合が少なくなり、日付を超える前まで一緒にいる半通夜が行なわれることが多くなりました。
一般的に斎場での泊まりが可能なのは、配偶者や子どもなど近しい家族や親族です。
しかし、故人と親しく最後のときを一緒に過ごしたい方は対象と考えてよいでしょう。
斎場のなかには、家族専用の宿泊可能な部屋を用意しているところもありますので、家族で一緒の時間を過ごしたい方はぜひ問い合わせしてみてください。
斎場で泊まるときの持ち物は?
斎場で泊まる場合は、どのような持ち物を準備しておくとよいでしょうか。
斎場で泊まるときに準備しておくとよい持ち物についてご紹介します。
斎場で泊まる際特に必要なものは、翌日使用する数珠や香典、そして泊まるときに使うアメニティや着替えなどです。
数珠や香典は、夜伽に使いませんが翌日のお葬式で使用しますので、事前に用意しておきましょう。
アメニティや着替えは、普段の旅行などで宿泊する際に持っていくものと同じです。
アメニティは、歯ブラシや基礎化粧品など普段から使用しているものを持って行くことをおすすめします。
また、喪服はお通夜のほか翌日にも着用しますので、シワや汚れ防止のためにも着替えを用意しましょう。折りたたみのハンガーを持っておくのもよいでしょう。
パジャマでなくても、リラックスできる衣類を持ってきておくと、心地よく夜伽が行なえます。
また、シャワーやお風呂がない斎場もあるため、近くのホテルに宿泊される方や、シャワーやお風呂のみ近場で利用する方もいらっしゃいます。
シャワーやお風呂についても、斎場へ事前に確認しておきましょう。
まとめ
ここまで、故人との最後の時間を過ごせる夜伽における、斎場での宿泊と持ち物についてご紹介しました。
普段の旅行などで宿泊する際にも必要なものや、翌日のお葬式に必要となる香典や数珠などがあります。また、斎場での宿泊が可能かどうかは、施設によって異なります。
泊まりを希望される場合は、事前に一度斎場へ確認しておきましょう。
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