斎場で葬儀などに参列する場合、注意すべきマナーがいくつかあります。
マナー違反は、故人だけでなく遺族などに対しても無礼となるため、注意が必要です。
この記事では、斎場で守るべきマナーについて、詳しく解説します。
斎場に向かい参列するまでに注意したいマナー
葬儀に参列するために斎場へ向かう場合は、服装に注意しなければなりません。
基本的には、喪服または喪服に準じた服装で向かいます。
ただし、服装よりも気持ちの持ちようが重要となり、平服でも構いません。
持ちものとしては、香典を用意しなければなりません。
香典袋には、住所と氏名、金額を明確に記入するのがマナーです。
また、金額については故人との関係性によって決める必要があります。
葬儀に参列する準備ができたら、葬儀開始の約30分前には斎場に到着してください。
受付まで移動して簡単に挨拶した後に袱紗から香典を取り出し、相手側に向けて受付台の小盆へ提示するのがマナーです。
そして芳名帳への記録を依頼された場合は住所と氏名を漏れなく記入し、案内人の指示にしたがって会場に入ります。
斎場で葬儀に参列する場合のマナー
受付を済ませて会場に入ると、祭壇に向かい右側が親族席、左側が一般席となり、中央の通路側が上座となって故人に近い方が着席する形となります。
そこで基本的には案内された順に左側の座席へ着席してください。
その後、葬儀が始まり喪主や遺族から順番にお焼香を行ないます。
案内があり次第、数珠を左手に持つ準備をして列に並んで順番をまちます。
お焼香する順番となったら、焼香台へ近づく前にいったん止まって、遺族と僧侶へ一礼するのがマナーです。
次に、焼香台の一歩手前へ歩み寄って遺影に向かって一礼し、前に一歩出てお焼香を行なってください。
お焼香では、右手の親指と人差し指と中指で抹香を摘まんで、香炉へ移します。
なお、故人や自身の宗派で定められた方法がある場合、それに合わせて実施してください。
抹香は隣の灰の入った香炉へ入れて、遺影を仰ぎながら両手を合わせて合掌し、一歩下がって僧侶と遺族へ一礼して席に戻ります。
途中退席する事情がある場合は、前もって案内人へ事情を伝え、後方に着席するようにしましょう。
まとめ
斎場で葬儀などに参列する場合、無礼な行為は慎み、マナーを順守する必要があります。
何気ない行動がマナー違反となる場合もあるため、今回紹介したポイントに注意してください。